綺麗事では、
命と尊厳は守れない。

経営者インタビューメディア「私のカクゴ」の取材で、代表がお話しした内容です。

私のカクゴ 合同会社龍公 䑓場京見

画面越しでも、
鏡越しでもなく。

20代の頃は自分の軸がなく、親戚の会社で漫然と働き、その後プログラマに転身するも「PC画面とただ向き合うだけの日々」にやりがいを見出せず挫折しました。逃げるように親元で美容師を始めましたが、転機となったのは『訪問美容』の依頼を受けた時です。そこで初めて「ヘルパー」という職業と出会い、施設や在宅で懸命に生きる方々と直接触れ合いました。

「画面越しでも、鏡越しでもなく、人と真正面から向き合い、人生そのものをダイレクトに支える仕事があるのか」と衝撃を受け、すぐに転職を決意しました。遠回りを重ねたからこそ、障害福祉が自分の「生涯の天職」だと確信しています。

理不尽と虐待から守る、
強固な「盾」であり続ける。

福祉業界には「優しさがあれば救える」「地域と連携して共生を」という綺麗な言葉が溢れています。しかし現実は違います。超高齢社会において、私たちの施設は今でも地域から敬遠されており、綺麗事だけでは入居者の命と尊厳を守り抜くことはできません。私の信念は、社会の冷たい現実から目を背けず、理不尽や虐待から彼らを守る強固な「盾」であり続けることです。

そのためには、依存関係を打ち壊し、スタッフに「あなたと仕事がしたいと言われる人間」になるよう厳しく求めます。優しさを言い訳にせず、社会の逆風に立ち向かう自立した本物の強さを提供し続けること。それが私の絶対的なこだわりです。

孤独な防波堤として、立つこと。

私にとっての覚悟とは、「社会の綺麗事や同調圧力を捨て、孤独な防波堤として立つこと」です。行政は『地域との連携』を理想としますが、超高齢社会の現実において、私たちの施設は今でも地域から敬遠されがちな存在です。

そんな逆風の中で施設の運営を続け、さらには業界の暗部と闘うべく『障害者を虐待から守る会』に入った時が、人生で最も覚悟を問われた瞬間でした。地域から煙たがられ、業界内で波風を立てる孤独な決断でしたが、逃げ場のない彼らを絶対に守り抜くという強烈な信念と、いかなる圧力にも屈しない「本当の強さ」を得ることができました。

外見ではなく、「在り方」として。

私にとってのカッコイイ大人とは、着飾らない自然体で「誰かの最後の防波堤」になり切れる人間です。私は高級車や立派な服には興味がなく、寝ぐせがついたまま現場に立つ不格好な人間ですが、入居者とは常に嘘偽りない「素」で向き合っています。

社会で行き場を失った彼らに対し、余裕のあるフリをして綺麗な言葉をかけるのではなく、自分が泥を被ってでも社会の逆風から守り抜き、自立への道を共に切り拓く。そのために、周囲と群れず「必要な事」を迷わず実行する孤独な決断力を持つこと。外見ではなく「在り方」としての泥臭いカッコよさを持つ大人であり続けたいです。

施設の中に、
社会そのものを作る。

現在の利用者が10年後に高齢期を迎えた時、知的・精神障害のノウハウがない一般の高齢者介護施設に彼らを預けたくありません。健常者のように外出できない彼らは、居室と食堂を往復するだけの無機質な日々に直面するからです。

だからこそ10年後、私は『障害者専門の高齢者住宅』を創ります。敷地内に「広い庭、横断歩道、そして神社」までを作り込み、施設という安全圏にいながら「社会の営み」を疑似体験できる環境です。(賽銭泥棒などのトラブルも前提で受け入れます)。社会に出られないなら、施設の中に社会そのものを作り、最期まで彼らが「人間らしく生きる喜び」を感じられる終の棲家を完成させることが私の目標です。

「不格好でカッコイイ大人」に
なってください。

日本の未来を担う皆さんへ。世の中には「綺麗な言葉」が溢れていますが、本当に誰かを救えるのは、批判や孤独を恐れずに行動する「泥臭い覚悟」だけです。

高級車に乗り、立派な服を着て、誰からも好かれるような生き方を「成功」だと錯覚しないでください。本当の強さとは、自分が泥を被ってでも、弱き者の最後の防波堤になり切ることです。

最初から完璧である必要はありません。私も20代の頃は漫然と迷い、遠回りをしてきました。大事なのは、誰かのために「必要な事」を実行する勇気です。見栄や同調圧力を捨て、時に憎まれ役を引き継ぐ。そんな孤独な決断ができる「不格好でカッコイイ大人」になってください。

代表社員について。

氏名
䑓場 京見だいば きょうみ / DAIBA KYOMI
所属
合同会社 龍公 代表社員
出身地
愛知県
略歴
学校法人 日本教育財団 HAL名古屋 卒業
座右の銘
「依存を断ち、個を灯す」
仕事の独自性
「保護」ではなく「解放」のための福祉、そして「透明性」という最強の盾
番組で伝えたいこと
「箱(施設)」ではなく「人(人間力)」こそが最強の福祉であるという信念
お気に入り
孫の手いつも背中が痒い、頭皮が痒い扇子夜間はずっとパソコンに囲まれているので暑い

合同会社 龍公 代表社員 䑓場 京見 龍 公

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